簡単解説

学校心理士の資格を取るには

教員、保育士、幼稚園教諭、心の教室相談員の皆さんも学校心理士に

学校心理士は、学校や保育所、幼稚園をフィールドとした心理教育的援助の専門家です。一般社団法人学校心理士認定運営機構が認定を行っています。

 

1997年から資格認定が始まり、2016年には資格が誕生して20年目を迎えました。日本教育心理学会、日本特殊教育学会、日本発達障害学会、 日本発達心理学会、日本LD学会、日本学校心理学会、 日本応用教育心理学会、日本生徒指導学会、 日本学校カウンセリング学会、日本コミュニケーション障害学会、日本学校メンタルヘルス学会の計11の学会が協力して運営されています。

 

  

学校心理士の資格の申請の条件

学校の先生や保育士、心の教室相談員の皆さんも学校心理士の資格を取ることができます。こういった現場の実践家が学校心理士の資格を申請する場合の条件について解説します。

  1. 実践経験5年
  2. スーパービジョンを受けること
  3. ケースレポートを書くこと
  4. 多肢選択式の試験(5択)
  5. 論述式の試験(1200文字を2題)

 

実践経験5年 …普通の実践でOKです

学校心理士の資格取得には、まず第1に、現場での実践経験が5年以上必要です。資格認定機構では、「学校心理学に関する専門的な実践」としていますが、特別に優れた実践や特殊な実践ではなくてOKです。先生や保育士、心の教室相談員として、通常の一般的な実践活動が5年間あれば問題ありません。

実践活動についてはこちらの説明をご参照下さい

 

 

スーパービジョン …1つのハードルです

学校や保育所、幼稚園で通常の教育活動、支援活動を行っている先生方であれば、スーパービジョンを受けてケースレポートを書くことができますが、ハードルがいくつかあります。一つ目のハードルはスーパービジョンです。スーパービジョンというのは、担当しているケースについて、どんなふうに支援していけば良いのかについて個別に指導を受けることです。そのスーパービジョンを行うのがスーパーバイザーです。スーパーバイザーを探すことが重要なのですが、スーパーバイザーの探し方については、こちらのページで説明しております

 

心理教育支援室リソースポートでは、スーパーバイザーをお引き受けしております(毎年3名に限定)。遠隔地の場合は、スカイプなどを利用してスーパービジョンを行うことができます。

 

ケースレポート …最大のハードルです

スーパービジョンを受けながら支援したケースについて、書式に従ってレポートを作成します。レポートは学校心理学に関する専門的な知識を持っているのかどうか、学校心理学に基づく実践が行えるのかどうかを審査されます。

ケースレポートを書くこと自体が大変ですが、審査に合格することも大変です。しかし、学校心理士の資格審査ではどのようなケースレポートが求められているのかを分かっている人から指導を受けることができれば、それほど高いハードルではありません。ケースレポートの書き方についてこちらをご覧下さい。

 

 

多肢選択式の試験 …勉強すれば難しくありません

学校心理学や関連領域の専門的知識についての5択式の選択問題です。学校の先生方が全く勉強しないで試験を受けた場合には、合格するのは難しいかもしれません。しかし、出題範囲は限られていますので、勉強すればそれほど難しくありません。

リソースポートでは、スーパーバイザーを引き受けた場合には、多肢選択式の試験についても、出題の範囲や傾向について情報提供を行います。

 

論述式の試験 …勉強すれば難しくありません

学校心理学の専門的知識や実践に関する理解を問う論述式です。1200文字で答える問題が2題出題されます。学校心理士認定運営機構が過去問を発売しております。それを手がかりにして学校心理学について学習すれば、それほど難しくありません。

リソースポートでは、スーパーバイザーを引き受けた場合には、論述式の試験についても、類題や回答例を提供します。

 

学校心理士の申請や試験までのスケジュール

学校心理士の資格取得を考えた場合、最初に行うことはスーパーバイザーを探すことです。遅くても8月から9月にかけてスーパーバイザーを探して、10月には最初のスーパービジョンを受けることがお勧めです。

学校心理士の申請までの詳しいスケジュールはこちらの説明をご覧下さい。