一般の方へのカウンセリングサービス

 リソースポートでは、子ども支援の専門職のサポートとサービス提供に特化して活動しております。子育て中の保護者の皆様へのカウンセリングは行っておりません。

 そこで、守谷市とつくばみらい市の公的なカウンセリングサービスをご紹介しておきます。

 

つくば市のカウンセリングサービス

 

つくば市教育相談センター

 

所在地

 茨城県つくば市沼田40-2

相談内容

 いじめや不登校など,教育上のさまざまな問題について

 小・中学生,幼稚園や小・中学生の保護者

相談受付日

 月曜日~金曜日(祝日除く) 電話相談9時~16時30分 面接相談9時30分~16時20分

  相談は電話と面接で実施、面接の相談を希望する場合は電話で相談日時の予約が必要

 ※休館日 土曜日,日曜日,祝祭日

 

 電話番号
 029-866-2211

 

 

適応指導教室「つくしの広場」

 

不登校の状態になっている市内児童生徒の学校生活への復帰を支援するための援助・指導を行う。

 

設置場所

 茨城県 つくば市教育相談センター内

 〒 300-4353   茨城県つくば市沼田40番地の2

 電話029-866-2211 ファックス029-866-2266

 

開設時間

 月・火・木・金曜日(但し,市内小中学校と同様夏季・冬季・春季休業中・祝日は休み)

 午前9時30分~午後2時30分

  火曜日は午前10時30分~午後2時30分)

  水曜日はチャレンジDayのためつくしの広場は閉級

 

つくば市家庭児童相談室

 

相談内容 

 わがまま,内気,反抗など性格の問題

 知能,言葉の遅れや心身の障害のこと

 保育所,幼稚園,学校生活に関すること

 盗み,家出,夜遊びなど困った行動のこと

 親子関係,兄弟姉妹関係など家族の問題 

 児童虐待,家庭環境のこと 

 その他子どもについて心配なこと

 

相談日 平日の午前8時30分~午後5時(土曜日・日曜日・祝日休み)

 

 電話番号

 029-883-1111(代表)

 ※つくば市の代表電話番号です。

 「家庭児童相談室をお願いします」と言ってつないでもらう必要があります。

 

 

守谷市のカウンセリングサービス

 

守谷市総合教育支援センター

  「守谷学びの里」の中に設置されています。適応指導教室「はばたき」も併設されています。

相談内容

 不登校や登校しぶり、いじめ、子どもの性格や行動、学業についての心配ごと、

 言葉や発達の遅れ、子どもへのかかわり方、などについて

適応指導教室開室日

 月曜日から金曜日  午前9時30分から午後3時まで

面接及び電話相談日

 月曜日から金曜日  午前9時から午後4時30分まで

 電話番号
 0120-78-3018(フリーダイアルは、固定電話のみ通話可能となります。)
 0297-45-2655、 0297-45-2341

 

守谷市家庭児童相談室

相談内容

 言葉が遅い、友達と遊べない、落ち着きがない、わが子をかわいいと思えない

 学校に行きたがらない、部屋に閉じこもっている、いじめられているようだ

 親の言うことを聞かない、育児に自信がなく不安、

 子どもをいじめてしまいそうになることがある、子どもの泣き声がストレスになる

 子どもをたたいてしまう、

 など0歳から18歳までの子どもに関する家庭での幅広い問題について

受付日時

 月曜日から金曜日 午前8時30分から午後5時まで

 来所相談は、電話で予約が必要  

  電話:0297-45-2314(直通)

 場所

 守谷市民交流プラザ内

 

 

つくばみらい市のカウンセリングサービス

  

つくばみらい市適応支援教室「なのはな」

 上のリンク先は、ブログになっていて日々の活動の様子が紹介されています。活動の様子を詳しく紹介されている適応支援教室は珍しいです。情報発信も頑張っておられて、熱心さが伝わってくるように感じます。

 

相談内容

 不登校児童生徒への支援および教育相談

場所

    つくばみらい市伊奈庁舎敷地内

電話:0297-57-0983 (9:00~12:00・13:00~16:00)

 

つくばみらい市家庭児童相談室

 相談内容

 家庭において子ども(18歳未満)が健全に成長発達していくための養育に関する悩みごと

 子どもにかかわる家庭の人間関係等、児童福祉に関すること、など

  場所

 つくばみらい市役所伊奈庁舎    相談室

電話

 0297-58-2111    内線:1161

相談日と時間

 月曜日から金曜日の午前9時から午後4時

*予約できる方は事前に予約してください

  

 

子どものカウンセリングについて

 お子様にカウンセリングを受けさせるかどうかについて、どんなふうに考えたら良いかまとめてみました。

 

子どもにカウンセリングを勧める方法

 お子様が、学校を休みがちになったとか、頭痛や腹痛といった身体症状が出ているけれども病院でストレスが原因ではないかといわれたとか、カウンセリングを受けさせたいと思ったりすることがあると思います。そういう時にどんなふうにお子様にカウンセリングを勧めたら良いか悩んでしまう方も多いかもしれません。

 カウンセリングは心理的に問題がある人が受けるものではありません。そうではなく、自分で自分の問題を解決しよういう前向きな力を持っている人が活用するものです。実は、積極的、肯定的なものなのです。

 しかし、日本の世間一般ではカウンセリングは、問題がある人が受けるものだと思われているかもしれません。お子様も、そんなふうに思っているかもしれません。だからこそ、カウンセリングに勧め方には工夫が必要です。

 一番良くない勧め方はだまして連れて行くという方法です。その時は、カウンセリングを受けても、2回目以降にカウンセリングを受ける可能性が極めて低くなります。それよりも、家族に対する不信感が大きくなってしまって、家族関係が険悪になってしまうと言う可能性まであります。

 

 また、良くない例としては、「この先心配だからカウンセリングを受けてみよう」という勧め方です。この言い方は、言外に「あなたが問題だ」というニュアンスが含まれています。

 

 お勧めの勧め方は、「あなたは、自分できちんと考えるタイプだから、そういう人はカウンセリングが向いているらしいよ。カウンセリングに行くと自分で考えるヒントが分かるから、それを参考に自分で色々考えるのが良いみたいだよ。」というのが良いと思います。

 また、回数や時間を限定してみても良いかもしれません。「1回受けてみたら良いと思うけど。1回受けてみて、良かったら続けたら良いし、あわないなぁと思ったらやめれば良いんだよ。」などと、子どもに勧めてみるのが良いと思います。1回でもカウンセラーに会って話してみることができていれば、必要なときにカウンセラーを活用することもできるかもしれません。

 極端な例ですが、場合によっては、カウンセラーに話したり相談したりしなくても構わないと保障することもひとつの方法です。「話したり相談したりしなくても構わないから、1回会ってみて、信頼できそうな人だったら、数回行ってみたら」と勧めてみることもひとつです。ただし、カウンセラーであっても話さない子どもと良い関係を作るのは難しいので、最初の関係づくりで苦労してしまうかもしれません。事前に、「子どもは来るのに抵抗があったから、話さなくても良いから、一回会ってみようと言って連れてきた」とカウンセラーに伝えておくことが必要だと思います。

 

 

 

 

 

子どもがカウンセリングに行きたがらない場合

 学校を休みがちになったりとか、学校で落ち着きがないようだとか、学校で友だちとトラブルになっているとか、そういう場合に、お子様をカウンセリングに連れて行きたいと考えることも多いと思います。子どもをカウンセリングに連れて行くには、「子どもにカウンセリングを勧める方法」でお伝えしたように、子どもへの伝え方や促し方の工夫が必要です。

 しかし、それでも子どもが行きたがらない場合も多いと思います。無理して行かせるよりも、まずは保護者がカウンセリングを利用してみることをお勧めします。子どもに会うかどうかを保護者の視点で確認してみることもできますので、いきなり子どもを行かせるよりも、安心な面もあります。

 お勧めは、カウンセラーに聞いてきて欲しいことがあるかどうかは、子どもに投げかけておく方法です。子どもの答えはなくても構わないのです。一瞬でも、「何か聞いておくことがあるかな?」と考えてみることが、次にカウンセリングを利用することにつながってきます。また、子どもから、聞いて欲しいことが出なかったときには、「○○のことを聞いてくるよ」と子どもにも伝えておくことも一つですね。

 保護者がカウンセラーを利用した場合には、今回のカウンセリング面談のことを子どもにどんなふうに伝えるのかは、カウンセラーに確認してみることもお勧めします。それを参考にして、子どもにカウンセリングのことを伝えていくことは、次に子ども自身が相談に行くことにつながると思います。

 また、必ずしも、子どもがカウンセリングを受けることは必要ではありません。保護者が、家庭で子どもとどんなふうに関われば良いかについてカウンセラーと相談していくことで、より良い方向へ動き始めたりすることは多いものです。

 いずれにしても、子どもを無理矢理にカウンセリングに連れて行くよりも、まずは、保護者がカウンセリングを利用してみることも良い方法だと思います。

 

 

ティーンズバリバラが面白かった

NHKのEテレで5月28日(日)夜7:00から、「ティーンズバリバラ ~発達障害の悩み~」が放送されていました。

 

スタジオに、発達障害のある中高生8人が集まって、色々とお話をしてくれていました。ひとり一人、個性があって、それぞれの人に「魅力的だなぁ~」と感じました。でも、多分、彼ら彼女たちは、今はかなり色々と苦労したり辛い思いをしたりしているのだろうなぁと、想像しました。そういった苦労などは、本当は、決してマイナスにはならず、プラスになっていくのだと思います。でも、中学生や高校生の頃には、なかなか先の見通しが持てないので、余計に苦労したり苦しい思いをしたりしているかもしれません。身近な人が、彼ら彼女たちを理解してくれて、そっと支えてくれたらどんなにか良いだろうと思います。

 

そういうなかで、笹森理絵さんが良い役割を果たしていました。笹森さんは、発達障害の当事者でNHKのハートネットにも度々登場していた方です。番組では「発達障害の先輩」として紹介されていました。笹森さんのコメントが暖かくて素敵でした。

再放送が6月2日(金)0:00(木曜深夜)にあるようです。ぜひ、見て下さい。

 

番組のホームページはこちらから

 

 

なかなか謝れない子どもへの指導

  もうすぐ夏休みですが、夏休みの期間中、学校の先生方はたくさんの研修に追われます。私も、いくつかの研修会に呼んでいただき、講師を担当することになっています。今年は、発達障害の子どもたちをどう理解してどう支援していくのかという内容での研修をいくつか頼まれています。私なりに、今まで学んできたことや自分の実践の中で工夫してきて手応えを感じていることをお伝えしようと思っています。

 

 そういった研修会の中でお話ししようと思っていることの一つに、「ごめんなさいが言えない」という問題への支援方法があります。学校現場では、発達障害の子どもたちが、友達とトラブルになってしまったときになかなか謝罪できず、先生方 が対応に苦慮しているという現状があります。相手の子に謝るように繰り返し指導しているけれども、自分勝手な理屈を主張して謝らないというような事例もあるようです。先生方も発達障害の子どもを責めたいわけではなく、その子が相手の子どもから否定的に思われることを避けるため、社会へ出たときに人と上手くやっていく力を育てるため、などと子どものためを思って一生懸命指導されているようです。しかし、繰り返し指導してもなかなか謝れるようにならないケースがあります。

 

 その一つに、「悪いことをした人は謝らないといけない」という指導方法がかえって逆効果になっている場合があります。発達障害の子どもの中には、自分自身が感じて いることが世界の全てであって、他人が自分とは違うふうに感じているということがピントこない子どももいます。そうすると、その子どもにとっては、自分自身は「悪いこと」はしていないという感覚なのです。

 

 例えば、小学校2年生の授業中の活動で話し合い活動をしていたとします。A君は、後ろを向いて後ろの座席の子ども(B君)と話していました。時間が来て、先生が話し合い終了の指示を出して、A君は前を向きました。そのときに、机の端においてあったB君の筆箱にA君の手が当たってしまって、B君の筆箱が机から落ちてしまいました。そしてB君の筆箱は割れてしまい、B君は泣きはじめてしまいました。それを見た担任の先生は、何が起 きたのかを本人や周囲の子どもたちから聞いて、状況を理解しました。そして、A君に対してB君に謝るように言いました。しかし、A君は「僕は悪くない」と言い張って、全く謝りません。さらに先生が指導すると、「B君が机の端に筆箱を置いていたのが悪い」「先生が急に前を向くように言ったのが悪い」と言ってきます。そこで、先生は「筆箱を落としたのはA君なんだから、悪いのはA君でしょう。悪いことをした人は謝らないといけないよ」と指導しますが、A君は「自分は悪くない」「B君と先生が悪い」と先ほどと同じ事を言ってきて指導を全く受け入れられない状況です。

 

 発達障害を持つ子どもの中には、こんなふうに友達とトラブルになって しまったときに謝れないということが生じがちです。こんな場合にお勧めできない指導方法は、「悪いことをした子は謝らないといけないよ」という言葉に表れてきている、「誰が悪いかを決め」「悪いことをした人が謝罪する」という指導です。発達障害の子どもたちは、他者の立場に立って、他者の見方で自分自身を理解することが苦手です。つまり、自分自身の立場にたって、自分自身の見方で理解した世界が世界の全てなのです。上述の例では、A君は筆箱を落としてやろうとか、B君を困らせてやろうなどとは全く考えていなかったでしょう。自分自身には悪意はないのです。だから「誰が悪いか?」とA君を追求していけば、A君は「筆箱を机の端に置い たB君が悪い」とか、「急に呼びかけてあわてさせた先生が悪い」と考えを進めていくしかありません。こういった状況で無理に「ごめんなさい」と言わせても、形だけの謝罪になってしまいがちです。A君にとっても、理解できない不快な体験として記憶される可能性が高いですし、B君にとっても納得のいかない結末となってしまうでしょう。

 

 では、どんなふうに指導していけば、トラブルが生じたときに謝らせることができるのでしょうか? まず、必要なことは、共感的にかかわることです。A君にもB君にも共感的にかかわる必要があります。B君が泣いているわけですから、まずB君に「筆箱が壊れてしまって、ショックだね。悲しい気持ちになる ね。」などと感情を言語化しつつ、気持ちを受け止めていくことが大切でしょう。そして、A君に対して「筆箱が落ちちゃって壊れちゃって、A君もびっくりしたかな? ショックだよね。」などと同様に声をかけてあげたいところです。さらに「B君が、どんな気持になっているか、A君は分かるかな?」、あるいは、「あなた(A君)も、ビックリしたりショックだったり、いやな気持ちになっちゃったんだけど、B君も、すごくいやな気持ちになったんだよね。」などとB君の気持ちに目を向けさせます。もしA君が「(B君は)すごく悲しいんだって」などと、B君の気持ちを受け止める発言が出てきたら、すごくほめてあげたいと思います。ここで、こちら から「相手の気持ちを大切にする言葉を前に勉強したでしょう。覚えてるかな?」とA君に投げかけます。(事前の学習を思い出させます。)そして、A君にどう言えばいいかを考えさせて、答えられたら、それを言うように促します。答えられなかったら、「この場合はB君に「すみませんでした」って言おうね」などと促して、できる限り言わせるように指導します。言えない場合には、「A君は本当は「すみませんでした」って言いたいけど恥ずかしくって言えないから先生がA君の代わりにB君に言っておいてもいいかな?」とA君に確認した上で、A君のいる場面で、A君に聞こえるように、B君に「すみませんでした」と謝ります。謝って終わりではなく て、「これからはどうしたらいいと思う?」などとA君(B君にも)投げかけます。自分の行動を振り返ることも大切なことだと思われます。

 

 途中で書いたように、この指導が成立するためには、事前の指導が必要です。「ありがとう」「ごめんなさい」「すみません」という言葉は相手の気持ちを大切にする言葉だと授業などで学ばせておきます。大人が電車で席を譲ってもらった時にどう言うかを例にあげて学習します。席を譲ってもらった人が、譲ってくれた人に「ありがとう」と言う場合もありますが、「ごめんなさい」とか「すみません」と言う場合もあります。自分が悪いことをしたから「ごめんなさい」とか「すみません」と謝っているのではな く、相手の気持ち(善意)に対して配慮するための言葉だと学ばせます。悪いことをした人が使うわけではないということがポイントです。誰も悪くない時に、相手の気持ちを大切に思って、「ありがとう」「すみません」「ごめんなさい」などと言うわけです。上の例で「すみませんでした」と言うように促すことは、2つの理由があります。1つは、「ごめんなさい」というのは、悪いことをしたときに謝る言葉だと、色々な場面で教え込まれてしまっている可能性があるからです。A君が「自分は悪くないからごめんなさいは言わない」と拒否するかもしれません。もう1つの理由は語原からです。「すみません」は「済みません」とも「澄みません」とも漢字 で書きます。「気持ちが済まない」つまり、気持ちの整理がつかないというニュアンスが含まれています。「気持ちが澄まない」も同様で、気持ちの中にモヤモヤが残ってしまうというニュアンスが含まれています。相手の気持ちも自分の気持ちも、整理がつかなかったり、モヤモヤするということを、口に出して表現して、気持ちを大切にする言葉が「すみません」という言葉なのです。こういった理由から、「すみませんでした」と謝意を表すことを促すのがよいと思われます。