沖田×華さんの講演会に行ってきました

茨城県立友部特別支援学校主催の沖田×華さんの公演会に行きました。講演のタイトルは「アスペルガーで、漫画家で」というものでした。

会場に着くと、駐車場の誘導の係の人が何人もいらっしゃり、ちょっと物々しい雰囲気でした。会場では500人入るホールがほぼ満席でした。おそらく大半が学校関係者で、保護者の方も多いようです。

沖田×華さんの話はなかなか面白かったです。特に、視覚や聴覚についての話が興味深かったですね。横棒の多い漢字(例:嬢・講)では、その横棒1個1個の近くに、(本来はない)赤い線が見えるそうです。それを図示してくれていました。そのため、そういう漢字はいくらタブレットなどで拡大しても赤い線は消えないので、読みにくさは変わらないということでした。

 

沖田×華さんの講演の後に、茨城大学の金丸隆太先生を交えて、座談会が開かれました。座談会で、評価のことに関して何度か触れていました。。座談会ではあまり触れられられませんでしたが、私は人が感じている世界の多様性こそが重要なことではないかと感じました。一人一人の感じている世界が違っているからこそ、そこにおもしろさや価値が生じてくるのだと思います。しかし、その多様性を尊重することそのものがかなり難しいことだとも思いました。

ちなみに、沖田×華さんの著作は沢山ありますが、「ニトロちゃん: みんなと違う、発達障害の私  」のことが何度か出てきました。

 

 講演会が終わって外へ出てみると、土砂降りでした。でも、雨はすぐに上がって、帰りの車の中からは大きな虹が見えました。沖田×華さんの講演を聴いた帰りでしたので、余計に虹に出会えたことが、感激でした。

 講演のタイトルは「アスペルガーで、漫画家で」というタイトルでしたが、アスペルガー症候群という概念は、最近では自閉症スペクトラム障害という概念に包括されています。そして、自閉症スペクトラム障害という概念の方がよく使われるようになってきました。ところで、自閉症スペクトラム障害の「スペクトラム」は、虹という意味です。「スペクトラム」には「いろんな色があって、でもそれはつながっている」という意味が込められているのだそうです。多様性があるから、虹は美しいのです。

私たち人間も、もともと多様な存在なのだとあらためて思います。