カウンセリングを すすめられた 全ての子どもたちへ

はじめに

 この文章を読んでみようと思ってくれたことに、カウンセラーのひとりとして感謝の気持ちを伝えたいと思います。きっと、迷ったり悩んだりしながら、自分なりに答えを探して、このページにたどり着いたのだと思います。迷ったり悩んだりすることは、辛いことも多いのですが、実は大変すばらしいことです。インターネットを通して、こんなふうに、少しだけも出会えたことが、かけがえのないことだと思っています。

 このページを見ているのは、カウンセリングをうけるように言われたからなのでしょうか? カウンセリングを受けるのは、気が進まないかもしれません。それは、非常によくあることですし、ごく当然の気持ちだと思います。このページ書いてある内容を、カウンセリングを受けるかどうかを考える一つの材料にしてくれたら、非常にありがたいと思います。

 

カウンセリングで一番大切にしていること

 カウンセリングでカウンセラーが一番大切にしていることは、心の安全です。

 安全の反対は危険です。危険なときには、どんな人もどんな動物も、そこから逃げ出したり隠れてじっと動かなくなったりすることが自然です。反対に、安全なときには自由に楽しく過ごすことができます。心も危険だと感じると、心が自分を守ろうとして、隠れて動かなくなったり逃げ出したりしてしまいます。安全だと感じられると、心が自然と元気に動き始めます。

 カウンセリングとは、心の安全が感じられるところで、人と人が言葉を使ってやりとりをする(話をする)ことです。心が安全に動くことができるときに、言葉でやりとりを進めていくと、自然に心の中が整理されたり、自分の考えていることがハッキリしてきます。そうすると、心が持っている力を発揮しやすくなります。プラスの気持ちが安定して出てきたり、発想が広がったり、集中力が出てきたりするのです。

 

 

 カウンセリングは特別なことではありません。もともと心にはそういう力があるのですが、カウンセリングはその力が発揮されやすい状況を上手く整えているのです。

 

カウンセリングを受ける理由

 もともと、自分の心の中に自分で整理して考えがハッキリして、心が持っている力が発揮されやすくなるとしたら、なぜカウンセラーと話をすることが必要なのでしょうか? カウンセリングでは、自分のことをあまり知らない人(カウンセラー)に自分の話をします。知らない人にわかるように話すと、心がもっと深く整理されたり、考えがもっとハッキリすることにつながっていくのです。

 

 また、カウンセラーは、話を聞く専門家(せんもんか)です。自分(カウンセラー)が話すよりも、相談に来た人が話すことを大切にしています。心が元々持っている力がうまくでてくるように、話を聞いていきます。

 こんな理由があるので、カウンセリングではカウンセラーがお説教をしたり、叱ったりすることは全くありません。相談に来た人の安全がなくなってしまうからです。

 

そもそも話したくない

 知らない人と話をすることそのものがイヤだという人もいると思います。それも、自然なことです。実は、カウンセリングには、話さないで進めていく方法もあります。ちょっとしたお絵かきをしたり、作品を作ったりする方法です。そういう活動をとおして、自然と心が整理されて心が元気になってきたりすることがわかっています。これは、「話したくないけどカウンセリングを受けたい」「話すのは苦手だけどカウンセリングを受けたい」という場合にはおすすめの方法です。もちろん、私たちリソースポートでもそういった方法のカウンセリングも行っています。

 

カウンセリングは病気の人が受ける?

 

 一般的には、カウンセリングは、病気の人が受けるものだと思われているようです。もちろん、心理的な症状や問題に直面している人もカウンセリングを受けることがあります。心の不調から良い方向へ変わっていくためにカウンセリングが役立つからです。

 しかし、それ以外の場合でもカウンセリングは、色々な人が利用しています。悩みというほどでもないけれど、カウンセリングを通して心を整理したい人もいます。人間関係や生き方で悩んでいる人もカウンセリングを利用することがあります。また、オリンピックに出るようなトップアスリートもカウンセリングを利用しています。スポーツで成果を目指して心の力を最大限活用するためにカウンセリングが役立つからです。

 カウンセリングは、心の力が発揮されやすい状況を作り出して、もともと持っている力が発揮されやすくするわけですから、心が不調になっている人も、心の力を最大限利用したい人にもカウンセリングは役立つのです。

 なお心の不調に役立つカウンセリングと心の力を最大限引き出すカウンセリングは、全く同じではありません。基本の部分は共通していますが、応用の部分では異なる部分もあります。

 

一度カウンセリングを受けてみてから考えるのがお勧めです

お勧めします

 もし、少しでもカウンセリングを受けてみようと考えているのであれば、一度カウンセリングを受けてみてから考えるのがお勧めです。もし、受けて良かったと思うのであれば、次もまたカウンセリングを受ければ良いだけです。もし、良くなかったと思うのであれば、無理して続ける必要はありません。「今は、カウンセリングを受けたくない」とか「カウンセリングは自分に合わない」などと理由を伝えてくれればOKです。

 


子どもが自分でカウンセリングを受ける方法

 子どもの皆さんが、自分でカウンセリングを受けてみたいと思ったときにお勧めなのは、スクールカウンセラーと電話相談です。どうやってカウンセリングを受けるのか簡単に説明したいと思います。

スクールカウンセラーに相談する方法

 スクールカウンセラーは月に1回から週に1回ぐらい学校に来ていると思います。スクールカウンセラーに相談したい場合には、カウンセリングを申し込む必要があります。だいたい次のような方法で申し込むことができます。

  • スクールカウンセラーを見かけたときに直接「相談したい」と申し込む
  • 保健の先生に「スクールカウンセラーに相談したい」と申し込む
  • 担任の先生に「スクールカウンセラー相談したい」と申し込む
  • 相談ポストに「カウンセリング申込用紙」を入れる

一番最後の相談ポストを活用する方法は、学校によっては、こういった方法も準備しています。学校の方法を確認してみて下さい。

 

子どもに向けた電話相談

子どもの皆さんは、自分だけでは、お金を払ったり遠くまで出かけたりすることが難しいと思います。自分の時間が自由に使えるときに、電話相談を使って気軽にカウンセリングを受けてみることも1つの方法だと思います。リソースポートは、茨城県守谷市にあるので、茨城県内の子ども向けの電話相談を紹介しておきます。

 

子どもホットライン(茨城県教育委員会)

18歳未満の子どもからの電話・FAX・メールでの相談を24時間受け付けています。

 

いじめ・体罰解消サポートセンター(茨城県教育委員会)

いじめや体罰について知らせたいときや相談したいときにメールや書き込みで相談できます。

 

 

 

 このページを見てくれている人は、茨城県以外に住んでいる人もいると思います。全国から活用できる子どもための相談先を紹介しておきます。

 

チャイルドライン

18歳未満の子どもからの相談を電話やチャットで受け付けています。

 

 Mexミークス

家族友達・お勉強など、にはえない「ったかも」を手助けする10のためのWebサイト

 


他のページも参考にして下さい

    自分の事を、自分で考えてみる参考にしてもらえると嬉しいです。

 

    自分自身のことを心理検査を通して分析できます。