不登校の支援>不登校のカウンセリング
不登校は珍しいことではありません。また、問題行動でもありません(文部科学省がそう言っています)。それでも、リソースポートでは保護者様がカウンセリングを利用してみることをお勧めします。
理由は、3つあります。1つめは、お子様が学校で傷ついてしまった可能性があるため、2つめは、選択肢が増えたため悩むことも多くなったため、3つめは、親のメンタルヘルスを保つためという3つです。
また、不登校の子どもたちのカウンセリングについての考え方についても解説しました。
この記事を読んで、保護者としてカウンセリングが必要かどうか、判断材料にしてみてください。
年間30日以上欠席した場合、不登校として捉えられます。長期休暇をのぞいて10ヶ月あると考えると、だいたい1ヶ月に3回欠席すると不登校と捉えられるということになります。
令和元年度の文部科学省の統計を見ると、不登校の子どもたちは、小学校で0.83%、中学校で3.94%です。小学生では120人に1人、中学校では25.3人に1人という計算になります。
しかしこれは、ちょっとしたからくりがあって、保健室登校や放課後登校でずっと学校に通ってきている子どもは、数にカウントされていない可能性があります。車に載せてもらって、駐車場まで来た日は出席になるというケースも多いと思います。そのため、文部科学省の統計よりも(実質的な)不登校の子どもたちはずっと多いと考えて良いと思います。個人的には、文部科学省の統計の数値の2倍近いのではないかと想像しております。もちろんこれは、単純に悪いことではなく、学校の先生方が一人ひとりの子どもにあわせて関わっているという良い面もあると思います。
ここで、日本財団が2018年に行った調査を紹介します。それによると、不登校傾向にある中学生(年間欠席数は30日未満)は、全中学生約325万人の10.2%にあたる約33万人で、文部科学省が調査した不登校中学生の数の約3倍。約10人に1人が不登校傾向にあるということです。つまり、不登校または不登校傾向にある子どもは、全体で13.3%。推計では約43万人ということだそうです。13.3%というのは、7.5人に1人が不登校傾向だという計算になります。
こんなふうに、不登校は決して珍しいものではないのです。
また、不登校は問題行動ではありません。これは私が言っていることではなく、文部科学省が言っていることです。例えば、文部科学省の「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」(平成28年9月14日)では、「不登校とは,多様な要因・背景により,結果として不登校状態になっているということであり,その行為を「問題行動」と判断してはならない。」と書いています。
また、「中学校学習指導要領解説(総則編)」(平成29年7月)には、「不登校は,取り巻く環境によっては,どの生徒にも起こり得ることとして捉える必要がある。また,不登校とは,多様な要因・背景により,結果として不登校状態になっているということであり,その行為を「問題行動」と判断してはならない。」と書いてあります(小学校でも同様です)。
学習指導要領とは学校で指導する内容の最低限の基準を示しているものです。「学習指導要領に示している内容は,全ての生徒に対して確実に指導しなければならないものであると同時に,生徒の学習状況などその実態等に応じて必要がある場合には,各学校の判断により,学習指導要領に示していない内容を加えて指導することも可能である(学習指導要領の「基準性」)。」ということです。不登校についても、問題行動と判断してはならないということは、指導の最低限の基準だと言えます。
さらに、「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」(令和元年10月25日)では、「不登校児童生徒への支援は,「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく,児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて,社会的に自立することを目指す必要があること。」と書かれています。
つまり、不登校は問題行動ではないと捉えることがスタートで、そこから、学校復帰のみを目指すのではなく、社会的に自立できるように支援することが大切なのです。これは、文部科学省が各種の文書で明言していることなのです。
不登校になるとその先の進路が断たれてしまうと思っている方も多いかもしれません。しかし、実際は不登校の子どもたちも、ほとんどが高校に進学しています。「不登校に関する実態調査」(平成26年7月9日)によれば、中学3年生の時に不登校だった子どもたちの高校進学率 85.1%ということです。
この調査は、平成18年度に不登校だった中学3年生(41,043人)を対象として、平成24年にアンケート調査を行ったものです。データとしては、15年ぐらい前の中学生についてのデータなので、かなり古いものですが、文部科学省しかできない大規模な調査ですので価値あるデータだと思います。15年ぐらい前でも不登校の中学生の85.1%が高校に進学しているのですから、今の不登校の中学生はもっと高い割合で高校に進学していると予想されます。
以上のことから、不登校は、珍しいことではありませんし、問題行動ではありません。そして、不登校の中学生もほとんどが高校に進学しているのです。
しかし、私たちリソースポートでは、不登校の子どもたちの保護者様にカウンセリングを利用することをお勧めいたします。それには、3つの理由があります。1つめは、お子様が学校で傷ついてしまった可能性があるため、2つめは、選択肢が増えたため悩むことも多くなったため、3つめは、親のメンタルヘルスを保つためというものです。一つずつ解説していきます。
不登校の子どもたちのほとんどは、学校へ行くことに不安や恐怖を感じて、学校へ行きたくてもいけない状態になっています。ここに非常に価値のあるデータを紹介します。不登校に関する調査研究協力者会議(第1回)配付資料に含まれている「令和2年度不登校児童生徒の実態調査」です。2021年10月に報告されたものです。不登校になったきっかけの25%は、学校での他の子どもからのいやがらせやいじめだと、小中学生の子どもたちが回答しています。調査結果から見ても、辛い体験をして傷ついている子どもたちが多いことが分かります。
心に傷つきを抱えている時には、学校へ行くか行かないか、フリースクールに通うか通わないかということを考えるよりも、まずは傷つきから回復することが優先になります。
回復の基盤は家庭です。そして、大人との安心の関係の中で、少しずつ傷ついた心が回復していきます。だからこそ、ご家庭での保護者様のかかわり方や声のかけ方が非常に大切になってきます。
また、心に傷つきを抱えていると一見問題行動に見えるような行動や様々な症状が表面に現れることもあります。そういった行動や症状に、どう理解しどのように関わったら良いか大変迷ってしまうと思います。
こういったことから、傷つきからの回復に向けて家庭で子どもたちを支えて行くためには、保護者様がカウンセリングを利用して専門的なサポートを受けることをおすすめします。
2017年施行された「教育機会確保法」では、不登校の児童生徒を国や自治体が支援することが明記されました。そして、その支援では登校のみを目標としないことが明記されています。そして、休養の必要性を認めた上で、学校以外での多様な学習活動を支援する方針が示されました。
これに伴って、民間のフリースクール、公立の教育支援センター、特別な教育課程をもつ不登校特例校など、学校以外の教育機会が広がってきました。また、学校内で別室登校も今まで以上に広がってきました、さらに自宅でのITCを活用した学習も多くの人が利用しています。
さらに、通信制高校の選択肢も幅広くなりました。また、公立の高校でも、内申点を問わない(つまり欠席が多くても不利にならない)入試方法が一部で取り入れられたり、チャレンジスクール(東京都)、フレックススクール(茨城県)などという名称で中学時代に不登校だった子どもたちのニーズに応える高校が広がってきています。
こういった様々な選択肢が広がってきたことは、非常に良いことだと言えます。子ども一人ひとり、家庭それぞれの状況や希望に合った選択肢を見つけやすくなったのです。反面、こういった選択肢の情報は、保護者が自力で集めなくてはなりません。また、自分の子どもに合った選択肢はどこなのか悩むことも増えたと思います。また、選択肢があっても、それをどのように勧めたら良いか迷うことも多いかもしれません。
つまり、今まで以上に多様な選択肢を巡って多くの保護者が迷い悩んでしまう状況も生まれてきたのです。しかし、保護者だけで悩んでしまう状況は望ましくありません。私たちリソースポートでは、選択肢について一緒に考える一つの場として、保護者様がカウンセリングを利用することは一つの方法だと考えています。
不登校は問題行動ではないとしても、ご家庭で毎日子どもと顔をつきあわせることは、どの保護者にとっても大変のストレスになります。イライラしがちになったり、つい怒りすぎてしまったりというストレス反応も生じがちです。これは、誰にも生じる自然なことなのですが、「自分の育て方が悪かった」とか、「自分がイライラしてしまうから子どもの状態が改善しない」などと、保護者様がご自身を責めてしまうようなこともあります。
また、お子様が学校を休んで家にいるということは、その時間をマネジメントすることも保護者様の役割になることがほとんどだと思います。学校へ行くか行かないかを毎日のように決断して、学校へ連絡しなくてはなりません。
また、学校からの働きかけにどのように対応する加についても、保護者様が一つ一つお子様と学校の間に入って調整しなくてはなりません。学校へ通っている時には、かなりの事が自動的に進んでいくのですが、学校を休んでいる間は保護者様が本当に一つ一つ判断し対応しなくてはならないのです。こういったことも、本当に大きなストレスになります。
また、上で書いたように選択肢が増えたことも悩んだり迷ったりする背景となり、保護者様の心理的な負担になってしまうのです。
こういったことから、不登校の子どもたちの保護者様のメンタルヘルスを保つことも非常に大切なことなのです。そのために、保護者様がカウンセリングを利用することが良いのではないかと考えられます。
上に書いてきたように、お子様が不登校の状態になっている場合、まずは保護者様がカウンセリングをご利用になることが良いのではないかと考えられます。ここでは、不登校の子どもたちがカウンセリングを利用することについても、解説したいと思います。
小学生の子どもの立場から考えると、初めて会う大人に何かを相談するということ自体が非常に大きな心理的負担となります。さらに、自分自身の悩みについて改めて考えて話すということも、心理的な負担になります。
また、小学生のカウンセリングではゆっくりと時間をかけながらカウンセラーは怖い人ではなく信頼できる人だという感覚を少しずつ育てていきます。そのため、カウンセリングが良い効果を発揮するまでには、ある程度の回数や時間がかかることが大半です。
こういったことを考えると、まずは保護者様がカウンセリングを利用して、子どものカウンセリングをどのように活用するかについてカウンセラーと話し合って決めることが大切だと思われます。
中学生の子どもたちは、思春期の時期です。大人から距離を置いたり、反発したりすることも健全な成長の一面です。そのため、初めて会うカウンセラーを信頼して相談することは、難しい面が色々とあります。
小学生の場合と同様ですが、まずは保護者様がカウンセリングを利用して、子どものカウンセリングをどのように活用するかについてカウンセラーと話し合って決めることが大切だと思われます。その際、特に子どもにどのようにカウンセリングを勧めるかについて、具体的に検討することが極めて大切です。子ども本人の困り感に対してカウンセリングが役立つかもしれないという説明をしつつ、子ども本人の主体性を大切にするような働きかけが大切になります。
例えば「このままだと心配だからカウンセリングを受けたら?」という働きかけよりも、「あなたは、友達関係のことを今よく考えているから、そういうのはすごく大切だから、自分の気持ちや考えをカウンセラーに話してみて、一緒に考える機会があると、あなた自身の役に立つかもしれないね」などと働きかけてみることが良いと思われます。
また、中学生では、大人から自立していこうという動きが大きくなります。そのため、自分からカウンセリングを利用したいという要望が出てくることもよくあります。この場合、まずはカウンセラーに会ってみてから、続けて利用するかどうか考えるように働きかけると良いと思います。
上にも書いたように、学校で辛い体験をした結果、それが心理的なダメージ(トラウマ)となってしまうことがあります。そのトラウマによって学校へ行くことに不安や恐怖を感じ、不登校になっている場合があります。
例えば、他の子どもからのいじめや嫌がらせがトラウマとなっていることもあります。先生の大声で怒鳴る声がトラウマとなっていることもあります。自分自身はそういった被害を受けていなくても、それを見たり聞いたりしたことがトラウマとなっていることもあります。
こういった場合は、学校へ行くか行かないかということよりも、まずはトラウマによって不安や恐怖が生じてくることに対処することが必要です。そして、トラウマから少しずつ回復してきた段階で学校や学校外の居場所をどのように利用するかということを考えることが大切です。
こういった流れでトラウマから回復していくためには、まずは生活全体が安心安全と感じられることが大切です。そのためには、保護者様がカウンセリングを利用することが役立つと思います。
そしてその上で、トラウマになっている記憶やそれに伴う不快な感情から回復するための支援が必要となります。これは、場合によってはお子様本人がカウンセリングを利用することもあると思います。
学校での学習に苦労が大きいことが不登校の背景となっている場合もあります。学校では一日数時間も授業を受けるわけですので、学習に苦労が大きいと学校自体が辛くなってしまうことも無理もないことだと思います。
学校へ行くか行かないかということよりも、学習の苦労がどんなふうに生じているかについてよく理解することが必要になります。
例えば、漢字を覚えることが苦手な子どもには、漢字をおぼえられるように漢字を繰り返し練習させることが多いと思います。良くて見て2~3回書いて、文字を見ながら意味と読みを声に出す方が記憶に定着しやすい子どももいます。
また、全体での学習指導では内容がなかなか頭に入ってこない子どももいます。その場合、少人数での指導を受けることが学習面の苦労を少なくすることにつながります。こんなふうに、その子の特徴にあった学習方法を見つけて、それを学校での指導や支援に生かしてもらうことが大切です。それが結果的に不登校の解決につながっていくことが多いと思います。
まずは、保護者様のカウンセリングやお子様の知能検査によるアセスメントによって、特徴を理解することが良いと思います。そして、学校への働きかけ方や協力体制の作り方についても、保護者様のカウンセリングの中で検討していくことができると思います。
なお、トラウマによる不安や恐怖によって学習に集中できないために学習の苦労が大きくなっている場合もあります。また、発達障害によって学習の苦労が大きくなっている場合もあります。
発達障害の子どもたちは、発達上の特性があり、生活や学習について様々な苦労が生じがちです。例えば、良い姿勢でじっと座って学習するよりも、体を動かしたり歩き回ったりするほうが、学習に集中しやすい子どもたちがいます。また、教科書通りに学習するよりも、自分の興味関心を深くまで追求して学習することが好きな子どもたちもいます。こんなふうに、子どもの持つ特性と学校で求められる授業中の態度が上手くかみ合わないことが学習の苦労につながってしまうことがあります。
また、子ども同士の人間関係に苦労が生じてしまうことがあります。発達障害の特性から相手の様子に構わず話しかけてしまったり、相手に合わせずに自分のペースで行動してしまうことがあります。それは、悪意やわがままではないのですが、相手の子どもにはそうとは分かりにくいことが多いものです。こういったことが人間関係の苦労につながってしまうことも多いと考えられます。
こんなふうに発達障害の特性によって学習上の苦労や人間関係の苦労が生じることがあります。本来、学校が特性を理解して、支援や指導を工夫することが大切です。しかし、なかなかそれが十分とは言えない現状があります。そのため、発達障害の特性を持つ子どもたちが不登校になってしまうこともあるのです。
まずは、保護者様のカウンセリングやお子様の知能検査によるアセスメントによって、お子様の特性や得意不得意を理解することが良いと思います。そして、学校への働きかけ方や協力体制の作り方についても、保護者様のカウンセリングの中で検討していくことができると思います。
人一倍敏感な子どもたち(HSP・HSC)も、不登校の状態になりやすいと思われます。HSP(HSC)は、医学的な診断ではありませんが、「自分はHSP(HSC)だ」「子どもはHSP(HSC)かもしれない」と感じている人は多いと思います。自分で自分を理解するひとつのキーワードとしてHSP(HSC)も大切な視点だと思います。
ところで、学校は大きい刺激が非常に多い場所です。教室には沢山の子どもがいて、休み時間には、それぞれで動き回ったり、話したりします。視覚的にも動き回る人の刺激が大きく、多いと考えられます。また、聴覚的にも刺激が大きく、多いと考えられます。HSP(HSC)の子どもたちは、人知れず多すぎる刺激の苦痛に耐えながら教室で過ごしていることがあります。
感覚は個人個人で違いますし、他人に実感してもらうことができません。だから、HSP(HSC)の子どもたちの苦労は、なかなか理解してもらえないことが多いと思われます。こんなふうに、教室で過ごすことの負担が大きすぎることが、不登校につながっていることもあります。
まずは、保護者様のカウンセリングを通して小さい頃からのお子様の様子をお聞きするなどして、お子様の特徴を理解することが大切です。場合によっては知能検査や心理検査(感覚プロファイル)を活用してお子様の特徴を理解することが良いと思います。そして、学校への働きかけ方や協力体制の作り方についても、保護者様のカウンセリングの中で検討していくことができると思います。
なお、学校での辛い体験によるトラウマから過敏になっている子どもたちもいます。その場合、持って生まれた特徴として人一倍敏感な子ども(HSP・HSC)と捉えることは必ずしも適切ではありません(両方が重なっている場合もあります)。人一倍敏感だからといってすぐにHSP(HSC)と決めつけず、トラウマによる影響はないかどうかを検討してみることも大切です。この場合も、保護者様がカウンセリングをご利用になることが大切だと思います。
お子様がなかなか学校へ行けない場合、保護者様は悩まれたり、つらい思いをなさることが多いと思います。これからのことを考えると、不安が高まるかもしれません。そして、子ども自身も、学校へ行けない自分を責めたり、投げやりな気持ちになることもあります。
誰でも一人で悩んでいると、自分を責めたり、つらい気持ちがふくらんできます。実は、人間の心は元々そんなふうになっているのです。だからこそ、誰かに相談するだけで、自然と気持ちが軽くなったり、見通しがもてるようになります。お子様の未来のため、ご自身の心の健康のためにも、まずは、少し勇気を出してご相談ください。
保護者様とお子様のどちらがカウンセリングを受けるのかについては、次の記事も参考になさってください。
1. 公的機関で25年間のカウンセリング実績があります。
数十校という学校との経験により、皮膚感覚で“学校”を感じとることができます。学校へ行きづらい場合の支援にも、この皮膚感覚が役に立ちます。
2. 良い変化が生じていく道筋を知っています。
リソースポートのカウンセラーは、多くの事例を支援してきた実績から、良い変化の道筋を知っています。不登校と一口に言っても、実際は千差万別です。たくさんの良い変化の道筋を知っているからこそ、それを道しるべにして、道に迷わず進んでいくことができるのです。
3. 学校とは性格の異なる民間の相談機関です。
お子様が相談したいと思っても、学校や公的機関の相談室は敷居が高く感じる場合があります。学校に行けない状況であっても、民間だからこそ、お子様が行ってみようと思える可能性が高いのです。
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そして、皆様のお役立つかどうか、ご判断ください。
不登校のカウンセリングでは、どんなふうにお子様に関われば良いか、具体的なアイディアを一緒に考えることが基本になります。例えば、次のような状況では、お子様にどのような声かけをされますか?
こういった状況は、どんなふうに声をかけたら良いか迷うのが自然です。子どもはひとり一人違いますし、育ってきた環境も違います。しかも、大切なお子様への声かけですから、唯一の正解はありません。お子様やご家庭、保護者様にあった声のかけ方が大切です。リソースポートでは保護者様と一緒に、具体的な声のかけ方を考えます。そして、多くの事例を支援した経験から、声かけやサポート方法を具体的にご提案いたします。
なお、リソースポートでは、お子様のカウンセリングよりも、保護者様のカウンセリングが優先だと考えております。保護者様は、お子様の人生の中で最も重要な存在です。専門機関のカウンセリングの中でカウンセラーと一緒に不登校を解決することよりも、保護者様とのかかわりの中で不登校が解決されることがお子様にとってより幸せなことだと考えております。そのため、お子様のカウンセリングよりも、保護者様のカウンセリングを重視しております。
お子様のカウンセリングをお引き受けする場合には、保護者様の定期的なカウンセリングのご利用があって、それに加えてお子様のカウンセリングを実施いたします。お子様の状態やペースに合わせ、ボードゲームで遊んだりすることを含めた様々なメニューで柔軟に対応いたします。その様子をもとに、定期的な保護者様との面接の機会で、お子様の状態について共通理解を図るようにしております。
次のブログ記事もご参照ください。登校しぶりから良い変化につながる3つのこと
子どもの成長する力は非常に大きいものです。
子どもはどんどん成長していきます。誰にもそれを止めることはできません。つまり、良い方向へ子どもが変化していくことは、ごく当然のことです。
保護者様のお子様への想いは、お子様にとっても大切な資源です。
ご相談に来られた保護者様は、例外なくお子様を大切に考えておられます。それが、お子様を支える大事な土台であり、適切なご家族サポートにつながっていきます。
道に迷うからこそ、大きく成長していきます。
学校に行きづらくなることは、あるべき成長の道筋から外れ、道に迷い込む感じを抱くかもしれません。しかし、いざという時にご家族のサポートがある安心の中で、お子様が道に迷うことは成長につながっていきます。
保護者様は、お子様の成長の道筋に付き添い、支えることはできます。しかし、成長の道筋の主人公は、あくまでお子様ご自身です。成長のプロセスの中で道に迷う体験は、行き先を考え直したり、少し休憩する良いチャンスです。道に迷ったらしっかりと立ち止まり、自分の道筋を自力で歩き始めれば、自分で人生を切り開く体験になります。成長の道筋に付き添い、しっかりと支えてくれる家族の存在があるからこそ、子どもは安心して道に迷い、成長していくことができるのです。
リソースポートは、お子様が安心して道に迷い、自力で歩き出すための支援を目指します。私たちは、多くのご家族の支援をとおして、お子様の成長の道筋が様々であることを知っています。だからこそ、道に迷うことが次の成長につながる大事なチャンスととらえ、お子様が自力で歩き出せるようガイドすることができるのです。
これらは、お子様が成長したり苦しい状況から回復してきた時に、よく起きる変化です。その他にも、様々な形で起きる良い変化を見てきました。まずはお子様の良い変化に気づき、次につなげていくことが、また次の成長につながります。リソースポートは、そのお手伝いをすることができます。
次のブログ記事もご参照ください。波のように良い悪いを繰り返しながら変化します
不登校カウンセリングは、次のような流れで行います。なお、回数や内容は、実情やご要望に合わせて柔軟に対応いたします。
初回相談は、5,000円です。
初回相談では、まず、ご相談の概要を聴かせていただきます。それを受けて、こちらで提供できるサービスの概要についてご説明させていただきます。
また、ご家庭でどんなふうに関わったらよいか、どんな声掛けをするのかについて、具体的な方法をご提案いたします。
カウンセリングではカウンセラーとの相性も重要です。この初回相談を通して相性も感じ取っていただけることと思います。ご自分に合わないと感じられた場合には、初回相談のみのご利用で問題ありません。
60分間、9,000円(会員価格は1,000円引き)です。
ご家庭でのお子様への関わり方や声かけについて具体的な方法を一緒に考えていきます。また、お子様にカウンセリングを受けてほしいとお考えの場合には、どのようにお子様に働きかけるのかについても、具体的に考えます。
50分間、小中学生:6,000円、高校生:7,000円(会員価格は1,000円引き)です。
第1回目は、リソースポートやカウンセラーに慣れていただいて、関係づくりを行うことを第一に考えております。小中学生の場合には、一緒にボードゲームをするなどリラックスできる環境を工夫して話をすることもあります。保護者様と一緒ではなく、お子様だけでカウンセリングを行うことを基本と考えております。
お子様は、大人よりは集中を保てる時間が短いことも考えて、50分間といたします。
50分間、小中学生:6,000円、高校生:7,000円(会員価格は1,000円引き)です。
第2回目は、第1回目の流れを受けて、カウンセリングを継続していきます。第1回目同様、小中学生の場合には、一緒にボードゲームをするなどリラックスできる環境を工夫して話をすることもあります。こちらから何かを押しつけることは極力避けるようにして、本人から出てきた話をよく聴くことを基本に考えていきます。話の内容がアニメやゲームのような、一見重要ではないような話であっても、本人にとっては大切なテーマだと思われるため、丁寧に聴くことを基本にいたします。
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お子様とのカウンセリングを1~3回実施した後に、保護者様とのカウンセリングを1回実施することを原則と考えております。それまでのお子様とのカウンセリングでのお子様の状況をお伝えしたり(本人の了解を得て)、こちらからの見立てをお話ししたりいたします。また、ご家庭での状況も変化してきていると思われますので、それに応じて、関わり方の工夫などを一緒に考える時間を取ります。
この後、ご要望に応じて、お子様のカウンセリングや保護者様のカウンセリングを続けていきます。
50分間、小中学生:6,000円、高校生:7,000円(会員価格は1,000円引き)です。
第3回目は、基本的に第2回目と同様に考えていきます。こちらから何かを押しつけることは極力避けるようにして、本人から出てきた話をよく聴くことを基本に考えていきます。場合によっては、本人の困り感について話を促してみることもあるかもしれません。
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