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スマホを無理にやめさせたり取り上げたりするのは逆効果

 

 お子様がスマホをずっと使い続けてしまうことをご心配になっている保護者様が多いのではないかと思います。

 

宿題を全くやらなくなったり、寝る時間が遅くなったり、歯みがきやお風呂なども何度言ってもやらなかったりすることが多いと思います。

 

そばで見ている保護者様としては、イライラしたり、腹が立ったり、ガッカリしたりなど、いやな気持ちになってしまうと思います。

 

言っても言って変わらないので、「スマホを取り上げるのが良いのではないか」と思うこともあるかもしれません。

 

スマホをやめられない場合、スマホを取り上げた方が良いかどうかについて解説しました。

 

スマホを見ている子ども

スマホを【 やめる力 】が必要

 

 少し話しがそれますが、私が子どもの頃は、好きなテレビ番組は必ず30分や60分の決まった時間で終わりました。どんなんに見たくても、それ以上見ることはできず、また次の週まで待たなくてはなりませんでした。

 

 しかし、今の子どもたちは全く事情が違っています。スマホで面白い動画を1つ見たら、次から次に面白そうな動画をおすすめされます。そして、本当に無限に楽しい動画を見続けることができるのです。

 

 こんなふうに、昔と今では子どもたちの置かれている状況が全く違っているのです。昔は、何か和やめなくてはならないと考え、やめる行動をする必要はなく、そもそも続けることそのものが難しかったのです。

 

 つまり、昔は「やめる力」は必要ではなかったのです。

 そして、今は「やめる力」が必要です。

 

スマホを【 やめる力 】を育てるには

 

 「やめる力」を育てるには、どんなふうに関わることが必要でしょうか?

 

 答えは簡単です。無理にやめさせたり、取り上げたりするのではなく、子どもが自分からスマホをやめるように促すことが大切です。少し促してみて、自分からやめられたら、自分からやめられたことをほめてあげるのです。

 

 また、スマホをやめたときには、あらかじめ決めた場所にスマホを置くようにします。

 

 促しただけで、そんなことができたら苦労しないと思う方が多いかもしれません。具体例をもとに考えていきます。

 

 例えば、「もう8時だよ! スマホをやめる時間だよ」とお子様に促したあとに、動きがないので数分後にもう一度「もう8時だよ! スマホをやめる時間だよ」と促します。

 

 そこから、さらに10分ぐらいして、お子様がスマホをやめて動きが出ます。その時に「決められた場所に置いて」と促します。

 

 その言葉に応えて、お子様がスマホを決められた場所に置いたら「自分で終わりにできてえらいね」「自分で終わりにして素晴らしい」などとほめます。

 

 

やめたことをほめるのが大切です

 

 上に書いたように、スマホをやめることは非常に難しいのです。そのため、スマホを終わりにするまでに、少しぐらい時間がかかったとしても、仕方がないのです。

 

 だからこそ、スマホを「自分で終わりにしたのが素晴らしいね」などとほめることが大切です。

 

 時間がかかったことに対して、「もっと早くやめなさい」などと叱ったりすることは、お勧めできません。スマホを終わりにするということはただでさえ不快なことです。それに加えて叱られるのは、非常に不快な気持ちになります。

 

 つまり、お子様は、スマホを終わりにすることで非常にイヤな気持ちになるという体験をすることになります。

 

 【スマホをやめる】=【いやな気持ちになる】というつながりが脳の中にできてしまいます。

 

 だからこそ、スマホを終わりにできたときには、しっかりほめてあげることが大切なのです。

 

 そうすると脳の中に【スマホをやめる】=【プラスの気持ちになる】というつながりができるのです。

 

 そうなれば、やめることに対する抵抗感が小さくなります。

 

まとめ

 

スマホ取り上げるのは、スマホをやめる力つかないので、逆効果です。

 

スマホを(時間がかかっても)やめられたときに、「自分で終わりにできてすばらしい」などとほめてあげるのが、良い方法です。

 

脳の中に、【スマホをやめること】と【プラスの気持ち】のつながりが生まれ、スマホをやめるときの不快感が減少するのです。

 

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