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不登校の子どもにお勧めの勉強法5つ

 学校の欠席が続いている子どもたちは、なかなか勉強にも取り組めないことが多いようです。

 親としては、学校へ行っていないのだから、せめて勉強だけでも頑張ってほしいと思うことも多いように思います。また、勉強が遅れてしまうことを少しでも挽回してほしいと思うことも自然なことと思います。

 

 学校を休んでいる子どもたちのほとんどは、「学校へ行かなくてはいけない」と思っているにもかかわらず、なかなか学校へ行けない心理状況になっています。それと同じで、「勉強しなくてはいけない」と思っているにもかかわらず、なかなか勉強できない心理状況になっている場合も多いと考えられます。

 そのため、学校を休んでいる子どもたちに、親が「勉強するように」いくら言っても、なかなか勉強に取り組めないものです。

 

ここでは、不登校の子どもたちにお勧めの良い勉強方法を紹介していきます。親が「勉強するように」うるさく言って勉強させるのではなく、子どもが自分から勉強するように少しでも変化してほしいと願っています。

 

ここでは、以下のような内容を書いています。

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勉強

無理に勉強をさせることは逆効果

 

 「勉強しなくてはいけない」と思っても勉強できない状況だとしたら、厳しく言って無理矢理にでも勉強させる方が良いのではないかと、考える保護者様も多いかもしれません。しかし、この方法は2つの理由からお勧めいたしません。

 

 1つめの理由は、親子の関係が険悪になる危険性が高いからです。親子関係が険悪になると、家庭内の様々なことが上手く進まなくなってきます。小さなこと一つひとつで、お子様と衝突することにもなりかねません。ところで、学校を休んでいるお子様の場合、親が学校とのパイプ役を果たすことが多いと思います。親子関係が険悪になると、そのお子様と学校をつなぐ役割が上手く果たせなくなってきます。そのため、結果的に学校にはより行きづらい状況に陥ってしまう可能性が高くなってしまいます。

 

 2つめの理由は、お子様が自己嫌悪に陥る危険性が高いからです。無理矢理に何かをさせられる体験は、自己肯定感や自尊感情を低下させます。また、自分で勉強すると勉強ができるようになる子どもはごく一握りです。誰かに教えてもらうから、勉強ができるようになるのです(だから学校や塾に行きます)。つまり、1人で勉強した場合、余計に勉強が難しいと感じて、自分は勉強ができないと思い込んでいきます。つまり、無理矢理に勉強をさせることは、さらに学校に行きづらい状況に追い込んでしまう危険性があるのです。

 

不登校のお子様にオススメの勉強方法

  上で書いたように、無理矢理に勉強させる方法はお勧めできません。しかし、少しでも自分から進んで、勉強できたら、それはお子様にとって間違いなくプラスになると思います。自分から進んで勉強できるような方法をいくつか紹介いたします。

 学校を休んでいても、一人で勉強できて、着実に定着する方法を紹介します。

 

その1 学習マンガ

 一番のお勧めは学習マンガです。抵抗感が少なく、取り組みやすいと思います。

 有名なのは「日本の歴史」についての学習マンガです。有名な出版社からシリーズで出ています。保護者様も子どもの頃に読んで勉強した記憶があるかもしれません。全巻揃えると、1万円を軽く超える値段です。 買いそろえるよりも、図書館で借りることをお勧めします。その理由は後で説明します。

 また、サバイバルシリーズという学習マンガも有名です。小学生には大人気です。色々なシリーズが発行されていて、歴史物のサバイバルシリーズもあります。

 マンガ「日本の歴史」は、各出版社毎に特徴があるので、本人に合う・合わないという問題が若干あります。なので、図書館で借りてみて、子どもに勧めてみるのが良いと思います。また、全巻一度に買いそろえられると、冊数の多さに圧倒されてしい、手が付けられない可能性もあります。このシリーズの本は、図書館では人気が高く常に貸し出されていると思います。図書館の予約機能を活用して、借りるようにすることがお勧めです。

 

その2 英単語や漢字の学習

 中学生の場合、英単語の学習をお勧めします。ほとんどの学校で、「自学」(自宅学習)が推奨されていると思います。1日1ページなどの分量が標準かと思います。そこで(学校に提出する)自学ノートに、単語練習を繰り返してページを埋めると良いと思います。実際、不登校の子どもたちは、英単語の練習を行っている子どもたちが多いように思います。

 ただし、注意することが1点あります。必ず、英単語の読み(発音)とセットで覚えられるように、発音しながら、練習することが大切です。また、できれば単語の意味も声に出して、言うと良いと思います。単語を繰り返し書くだけでは、ほとんどの場合覚えられません。音声とつづりと意味がセットになることを通して、脳にしっかり記憶されます。 

 

 英単語の学習と同様に漢字を練習して、自学のノートに書いて提出することもお勧めです。英単語学習と同じで、漢字の読みと意味もセットで覚えられるように声に出して読みながら練習するようにしてください。 

 

その3 英語の教科書の音読

 英語の教科書の音読は、特にオススメの勉強方法です。しかし、不登校の子どもたちの中では、あまりやっている子どもたちは多くないように思います。英語は、言葉ですから、文法を理屈で理解することよりも、言葉として慣れることが大切です。学校の先生も、英語の音読を勉強方法として勧めていることが多いと思います。

 一つのハードルは、そもそも単語の読みが分からなくて、文章が読めないということが多いということです。

 そんなときにお勧めなのが、「マルチメディアデイジー教科書」です。「マルチメデイアデイジー教科書」は、マルチメディアデイジー教科書は、通常の教科書と同じ文章と画像を使用していて、テキストに音声をシンクロ(同期)させて読んでくれるソフトです。子どもは音声を聞きながらハイライトされた文を読み、同じ画面上で絵をみることもできます。大変素晴らしいソフトです。申請が必要ですが、だれでも簡単に使えるので、不登校の子どもたちが自宅で勉強するには非常にお勧めです。

 

 リンク先をご参照ください。

 

 マルチメディアデイジー教科書とは

 

 デイジー教科書 申請方法

 

その4 通信教材

 学校へ行っている行っていないにかかわらず、通信教材による学習は、子どもたちの自宅学習には、非常に有力な選択です。不登校の子どもたちの場合、塾へ行くことにも抵抗が強場愛があるので、通信教材は非常に魅力的かと思います。特に、コロナウィルス感染症が拡大してからは、オンラインやリモートでの学習が注目され、非常に充実してきました。現実的にいろいろな選択肢があると思います。

 有名なところでは、進研ゼミ、スマイルゼミ、スタディサプリ、すららの4つが挙げられます。

 

 通信教材を選ぶときには、色々なポイントがあると思います。不登校の子どもたちの自宅学習のために活用する際には、費用、以前の学習内容への対応、個別サポートが大きなポイントだと思います。

 

費用について

 不登校の子ども達は、学習に取り組むことに抵抗があることも多いと思います。せっかくやる気になっても、なかなか続かないかもしれません。そういった場合に、毎月の費用が高いと、親としても複雑な気持ちになります。子ども自身も、“親に負担をかけている”と気に病んでしまいがちです。そのため、通信教材の利用を始める際には、比較的費用が安い教材から始めてみることも一つの方法だと思います。 

以前の学習内容への対応

 不登校の子ども達は、学習の内容が遅れがちです。勉強をしなかった期間が長くなると、以前に学習した内容も忘れてしまうこともあります。そのため、通信教材を利用した時に、今の学習進度の教材が送られてきても、まったく分からない場合もあります。そのため、以前の学習内容から勉強を始められるかどうかは、非常に重要なポイントだと思われます。

 また、得意不得意の差が大きいことも多いと思います。先のほうまで学習できるかどうかも、ポイントの一つだと考えられます。

個別サポート

 不登校の子ども達は、勉強に不安や負担を感じることが多いと思います。親がサポートしようとしても、なかなかうまくいかないことも多いように思います。そのため、通信教材のサポートの仕組みがあって、子どもに合わせて個別にサポートしてくれるとしたら、大変ありがたいのではないかと思います。

 ただ、リモートでのサポートになるので、子どもに合う合わないがあると思われます。

参考サイト

塾と通信教材を使って学習をサポートしたご家庭のブログ記事を紹介いたします。あくまでも、あるご家族の一例ですが、具体的でリアリティのある記事です。学習の方法を考えるときの参考になると思います。

 

5 学習塾

 不登校の子ども達は、意外と学習塾を利用しています。学習塾も最近は不登校の子ども達とかかわった経験が蓄積していて、丁寧なサポートをしてくれることが多いように思います。

 ただ、学校や自宅に近くの学習塾の場合は、知っている同級生と会ってしまう可能性もあるので、不登校の子ども達は嫌がることも多いと感じます。

 子供や親の知り合いからの情報や口コミを集めて、塾を探すことが大切だと思います。

 


こちらのページもご参照ください

不登校の子どもと解決志向アプローチで会話

解決志向アプローチは、問題やできないことに焦点を当てるのではなくて、子どもの中に眠っているゴールに焦点を当てることに特徴があります。その考え方は、ご家庭での会話や保護者様の声かけに活かすことができます。何が問題か?、どうするべきか?、よりも、どうなりたいか?、どうしたいか?を大切にします。

>>>詳しくは「不登校の子どもと解決志向アプローチで会話!」へ

 

そもそも不登校はどう捉えたら良いか

 不登校の子どもたちは、学校へ行きたい気持ちと学校へ行きたくない気持ちで、心が揺れています。この2つの気持ちが、言葉と行動に表れてきます。学校へ行きたいと言葉で言っても、行動では学校へ行けないということも起こりがちです。言葉と行動から不登校をどう捉えるのかについて解説しました。

>>>詳しくは「そもそも不登校はどう捉えたら良いか」へ


不登校のカウンセリングはリソースポートへ

私たちリソースポートには、たくさんの不登校の子どもたちを支援してきたノウハウがあります。各ご家庭の状況やお考えに合わせて一緒に考えていきます。そして、具体的な方法をご提案させていただきます。

 詳しくは、「不登校のカウンセリング」をご覧ください。

 

 

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