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保護者向けのスクールカウンセラー便り

コロナウイルス感染拡大にともなう休校への対応

 

 保護者向けに出すスクールカウンセラー便りの文案を作成してみました。

 

 ページの最後に、ワード形式のファイルもダウンロードできるようにしました。

 ご自由にご活用ください。

文書

保護者の皆様へ                          2020年 月 

  

◇新型コロナウイルス感染症に関連した子どものストレスと心のケアについて◇ 

 

○○市立○○学校 スクールカウンセラー ○○ ○○ 

 

  新型コロナウイルス感染症がなかなか収まらない状況で保護者の皆さんには、いろいろとご心配のことと思います。感染拡大を防止するために学校もお休みが続いている状況です。こういった状況の中で、子どもたちは、不安やストレスを抱えがちだと思います。そこで、不安やストレスへの対処方法・心のケアについてお知らせいたします。 

 

(1) 不安になることは自然です 

 

 コロナウイルスは今までだれも経験したことのないウイルスです。また、学校がこんなに長く休校になることも、今までになかった初めてのことです。つまり、子どもたちも、今までにないできごとに直面しています。知らないことに不安を感じることは自然なことです。だからこそ、不安を恐れたり、避けようとするのではなく、不安と上手に付き合っていくことが大切です。 

 

  

(2) 不安を押し込めずに外に出す(言葉にする) 

 

 テレビやインターネットを見ていると、コロナウイルスの様々な情報が飛び交っていて、本当に心配になることだと思います。子どもたちが、そういう情報に触れたときに、「コロナウイルスで、~なんだって」などと、お父さんお母さんに何か言ってくるかもしれません。人が何かを言いたくなるのは、心が動いた時です。この場合、子どもたちの心に不安や心配が生まれたから言ってきたと思われます。だから、子供たちには「そういうことを聞くと心配になっちゃうよね」と、不安な気持ちを受け止めてあげてください。 

 

  

(3) 心がリフレッシュできるように 

 

 子どもたちから、ため息やグチがよく出てくるかもしれません。心にストレスがたまっている証拠ですが、ストレスを心に押し込んでしまわずに、外に出すことができています。そういう意味では、ため息やグチが出ることは良いことです。 

 

 そんなときこそ、さらに少し心をリフレッシュできると良いと思います。深呼吸は心の安定につながることが分かっています。ため息やグチのすぐ後に、もう一度ゆっくり息を吐き出してみる(つまり深呼吸する)ことをお勧めします。その息と一緒にストレスを体から追い出してしまうイメージでやってみると、もっと心のリフレッシュにつながります。息をゆっくり長く吐き出すことがおすすめです。保護者の皆様にもお勧めします。 

 

 

ご家庭での子供たちの様子やかかわり方に心配や不安があるときはご相談ください。 

お気軽に学校までお問い合わせください。 

 

 

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新型コロナウイルス感染症に関連した子どものストレスと心のケアについて
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