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学校心理士のリーフレット

学校心理士リーフレット
学校心理士リーフレット

学校心理士の新しいリーフレットが発行されました。私の書いた文章も載っています。

 

以下に転載いたします。

 

スクールカウンセラーとして
 私は、平成7年度からスクールカウンセラーとして仕事をしています。一般的には、スクールカウンセラーというと、相談室で子どもにカウンセリングをしているシーンを思い浮かべることが多いと思います。しかし、私の場合、必ずしもそうではありません。子どもと直接話すよりも、子どもとかかわりのある先生方や保護者と一緒に、具体的な支援方法を考えて話し合うことの方が多いように思います。
 学校という場は、子どもにとって毎日の生活の場であり、多くの人と関わり合って過ごしている場です。学校で多くの大人・子どもと関わり合いながら子どもは成長していくものです。
 学校心理学は、そういった学校という場のあり方を踏まえ、子どもの成長をどのように支えていくかについての学問体系です。そして学校心理士は、多職種が連携する学校現場でチーム学校の一員として学校心理学をもとに心理教育的な援助サービスを実践しています。
 「チーム学校」や「多職種の連携」と聞くと堅苦しく感じますが、ひとりの子どもを中心として多くの大人が関わり合って、その子どもの成長を支えているということです。学校という日常の場で多くの大人と関わり合いながら子どもを支援するのは学校心理士の最も得意とする子ども支援だと思います。 

学校心理士のリーフレット
学校心理士のリーフレット