シンガーソングライターとして活躍されている天貝観姫さんと、タロットを使ってZOOMで対談させていただきました。天貝観姫さんとは、学生の頃から親しくさせていただいていて、今回の企画となりました。
一枚のカードを、天貝さんが引いてくださり、そのカードに示されている意味をもとに、私自身が思いつくことをお話しするという流れでした。
タロットカードに含まれている意味をきっかけにして、自分自身の心の中で動いている気持ちや考えが表に出てくる体験になりました。占いではなく、自分を見つめる一つのきっかけとしてタロットカードが役に立つと感じました。
カウンセラーとして考えると、何かをきっかけとして、そこから自分の人生や生き方に意味を見いだす心の動きが大切なのだと思います。
こんな風に整理することができると思います。
タロットカード占い
タロットカードに示されている意味を、占い師が読み解いていき、それを相談に来た人に伝える
今回のタロットを使った対談
タロットカードに示されている意味をもとに、自分自身について自分で振り返ってみて、それを相手に語る
ある意味今回の対談は、カウンセリングに近い面があると思いました。カウンセリングもカウンセラーが話す言葉をきっかけにして、相談に来た人が自分の内面を見つめ、自分自身の心に浮かんでくる事を話して、カウンセラーと一緒に考える作業です。
こんなふうに、タロットカードをきっかけにして、自分の内面を見つめて、それを相手に語ることは、カウンセリングに近い働きがあると言えると思います。
興味のある方は下の動画をご覧になってください。
今回の経験から、少し、思い出したことがあります。カウンセリングの研修の中のワークショップのことです。
こんな感じです。
まず、心を落ち着けて、目を閉じて少し瞑想します。
そして、目を開けたときに、パッと目にとまったり、気持ちをひかれたりする物に注目します。
その物が持っている存在感、質感、意味を自分なりに感じ取ります。
それをイメージの中でじっくり味わいます。
そのプロセスをとおして、自分の心の中で何かが動き始めて、自分なりの気づきが生じることがあるのです。
こんなワークを思い出したのです。
私の場合は、いつも見ている、ゴミ入れが目にとまりました。そして、そこから、そのゴミ入れの存在感を感じるプロセスの中で自分なりのその時の気づきが生じてきたのでした。
いつも見ていたゴミ入れそのものには、深い意味はないかもしれません。でも、その時にその時に出会ったことを通して、自分なりの意味を感じとってみることは、自分の心と上手く付き合っていくことにつながるのだと感じました。