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【研修会感想】自傷行為のある生徒への学校での支援

 

2023年4月24日から「自傷行為のある生徒への学校現場での支援-スクールカウンセラーの立場からー」とのオンデマンド動画視聴の研修会を行ってきました。

 

最終的に、178名の方にお申し込みをいただきました。

自傷行為への支援(スクールカウンセラー)

5段階評定の結果(平均)

分かりやすかったか?  4.86点(5点満点)

現場で役に立つか?   4.86点(5点満点)

 

 

いただいた感想

 

 自傷行為は本人のみならず、家族、教員、そしてSC自身にも大きな不安を起こしやすいケースだと思います。それについての見解も立場や環境によって様々で、本人をめぐって周りが紛争のようになることも少なくありません。なかなか苦慮することが多いので、自傷行為に対する考え方や心理教育の情報について振り返り、SC自身が客観的に判断できる良い機会になったと思っております。ありがとうございました。

 

先生の沢山の知識やご経験からあふれるエッセンス、とても学びになりました。また次の研修を心待ちにしています。

 

中学校の相談員をしていますが、今年から携わっている生徒が、自傷行為をしています。特別支援学級在籍なので、対応は主に担任の先生と、支援員さんがしています。相談員の立場から、今回学んだことをもとに、自傷行為のメカニズムや望ましい支援の在り方などを、担任の先生や支援員さんと一緒に考えていけるなと思いました。根底には、孤独感・孤立・苦しいことがあり、一人で何とかしようとしている。支援していく側は、伝えてくれたことに感謝し、感情を言語化し受け止めていく事が重要であること。そして、直接関わっている人をねぎらい、多面的継続的に粘り強く支援していく。  目標としては、本人がつらさや苦しさを理解され、自分は支えられていると感じることができるようになり、自傷しなくても済むような状態になること。  まとめるとこんなことで良いのでしょうか。わかり安く、大変参考になりました。ありがとうございました。

 

概要と実践的対応がわかりやすく、すぐ実践で活用できる内容でした。

4月から市教委の心理職をしています。学校臨床は初めてのため、実際に介入事案が発生した際にどのように動いていこうかイメージをしながら聞かせていただきました。市教委の心理職ですので、学校を外からを支える立場かと思います。当市は学校管理職と市教委の関係が比較的良好で、ちょっとしたことでもよく相談に見えます。解決策=答えを求められることも多いですが、「ともに眺める関係」を築いていけたらと思います。 貴重なお話をたくさん聞かせていただき、大変勉強になりました。ありがとうございました。

 

とても丁寧で、わかりやすいご講義でした。不登校への対処法にも通じるところがあると思いました。ありがとうございました。

 

勤務校でコロナ禍の後、自傷が増えておりタイムリーな研修でした。非常にわかりやすかったです。

 

自傷行為のある生徒への学校現場での支援として、自傷行為の基本的な理解のみならず、背景や対応、継続的な支援についての説明がとても分かりやすかったです。自傷を関係の中で扱う”ともに眺める関係”の再確認ができてよかったです。動画視聴の際、広告によって、中断されるのは不快でした。

 

SCを始め、自傷を行う児童生徒と出会うことが多くなり、基礎的な部分は書籍で勉強したものの、実際は今回の研修の中でもあったように、過去のトラウマや現実的な不安、どうしようもない無力感などが大きく、どこまで学校の枠の中で話を聴いていいのかに悩んだり、一緒に沈静スキルを練習したりすることに難しさを感じていました。今回の話を聴いて、自傷に限らず不快な感情を感じつつもそのままでいられること(マインドフルネスの感じ)は大切だし、児童生徒が話していることが不安な気持ちからなのか、過去の記憶やトラウマに関係しているのか、予測をした上でのものなのか等わけて考えること、その上でできる方向性を共に検討していくというところで支援の方向性が腑に落ちた感じがありました。すぐに実践に取り入れられるお話で大変勉強になりました。

 

自傷行為のある子どもに関わるたびに、支援に戸惑いや迷いを感じていますが、本研修会で学んだことを今後は落ち着いて実践し、子どもの支援に繋げて行きたい、と思いました。

 

SCの活動の中で自傷への対応は欠かせないものだと思います。自傷がおきるメカニズムや本人、家族、チーム対応について丁寧に要点を解説してくださり、大変勉強になりました。冒頭で先生がおっしゃっていたように自傷だけでなく、思春期に起こる様々な課題への対応の基礎になることだと感じました。明日の勤務から役立ちそうなことばかりでした。ありがとうございました。

 

4月から新しい学校で、すぐに自傷に関連するケースに関わりました。その際に半田先生からのアドバイスをいただきましたが、経験してからこの研修を受けたので、とてもわかりやすく学べました。もう少し自分の中に落とし込み、アウトプットできるようにしたいと思います。そして、悩める先生方を中心に、保護者と子どもにも伝えていけたらと考えています。スクールカウンセラーの仕事に直結している内容で、しかも丁寧で具体的なので、理解しやすく自分の言葉にしやすいので、明日から役立てると感謝しています。ありがとうございました。

 

今回も貴重なお話ありがとうございました。ここ数年自傷行為のある生徒への対応の機会が増え、本で調べたり諸先輩方に相談したりするなかでなんとか対応のコツや共通するものが見えてきたような段階でした。そのような段階で、今回のお話聞くことで再認識できたことや新たに気づけたことがたくさんありました。先生のお話の中でも特に、自傷行為のある生徒たちは「不快なままいられない」、支援の中で「不快なままいられる」ことを目指していくというのが、自分の中でとてもしっくりきました。 これまで自傷行為への対応について見聞きする機会はありましたが、半田先生はSCが対応する中でのあるあるを入れてくださり、とてもありがたかったです。

 

自傷や自殺念慮の気持ちを打ち明けられると、とても動揺します。でも、粘り強く関わり続けること、話をよく聴くこと、一緒に楽しい活動をすること、できていることをほめること、が大切だとわかりました。動揺しても、この基本に帰って関わり続けていこうと思いました。

 

自傷のメカニズムや具体的な支援方法がわかり、とても勉強になりました。ありがとうございました。

 

詳しく教えてくださりありがとうございました。とても良かったです。

 

中学校で養護教諭をしています。研修会では、具体的な声掛けや支援策などがあり、大変勉強になりました。 学校で教職員に発信していきたいと思います。

 

現在勤務している中学では2年生を中心に、今までにないほどリストカットの生徒が増えています。自傷行為をした生徒同士で何かつながりあっているようでもあり、保護者の反応もそれぞれに異なっており、対応の難しさを感じていたところでした。家族には自分の行為を言えない生徒が多く、せめて保健室に手当に来るように伝えるとそれはきちんと守っています。が、若い養護教諭が今度は精神的にやめさせることができないことやほかの生徒の影響を考えるとつらいといっています。今回の研修である意味で長い目でみること、見守る対応の大切さ、大体行動の変化をみつけることなど、いろいろなことが参考になったので、先生方とも共有したいと思います。また、半田先生の「そうはいっても、こうはならないのですが」などの間に挟む言葉にほっとさせていただきました。

 

基本的なことから対応まで、復習も含めて勉強ができました。特に、自傷行為について短絡的に自傷だから自殺企図ではないと考えがちなところは現場では多いので、改めて確認することの大切さを感じました。  私は11年ぶりにSC復帰したのですが、愛着障害に由来する問題も増え、以前と比べて問題がとても難しくなってきている感じを受けています。 今後も現場で出来ることを増やすべく、勉強させていただきたいと思います。 とても分かりやすく、次の日から実践に使えるヒントをたくさんいただき、ありがとうございました。

 

「子どものSOSの聴き方・受け止め方」を併読しながら、繰り返し視聴させて頂きました。現場で活かせる多くの学びを得ることができました。特に自傷行為への初期対応は先生方、家庭と共有したいと強く思いました。ありがとうございました!

 

 

動画は2023年8月7日まで視聴可です。