2025年4月4日に【スクールカウンセラーはじめの一歩2025】と題するセミナーを開催しました。
スクールカウンセラー制度が始まって30周年ということを記念して無料で開催いたしました。600名を超える方からお申し込みをいただき、YoutubeLIVEでの配信となりました。当日には180名を超える方が視聴していただきまして、感謝しております。
数値による評価は以下の通りです。
「この動画セミナーは、分かりやすかったですか?」 平均 4.83(5点満点)
「この動画セミナーは、子どもの支援に役立つと感じましたか?」 平均 4.77(5点満点)
たくさんの方から、感想をいただきましたので「紹介可」として回答いただいた方の感想を紹介させていただきます。

※ユーザーローカルAIテキストマイニングによる分析( https://textmining.userlocal.jp/ )
スクールカウンセラー(SC)向けセミナーの受講者の声
※ChatGPTによる要約
多くの受講者が、実践的で分かりやすい内容により不安が軽減され、深い学びを得たと感じている。特に以下の点に対する感想が目立つ:
-
守秘義務と報告義務の理解が深まった:扱いの難しさに悩んでいたが、対応方法が明確になった。
-
SCの立ち位置や役割の再確認:心理支援の基本に立ち返るきっかけとなり、「何をする人か」を改めて考え直した。
-
学校との連携・対応のイメージが具体化:現場での働きかけに自信が持てたという声も多い。
-
セミナー講師(半田先生)への感謝:講義が分かりやすく安心感があり、今後の活動の指針になっているという意見も。
また、経験年数にかかわらず、SCとしての専門性を見直し、学校文化の中での支援の在り方を再考する機会となったことが、多くの受講者に共通する感想だった。
いただいた感想
大変貴重なお話ありがとうございました。実践的な内容で、不安が少し減りました。
とても勉強になりました。守秘義務で悩んでいたことが明確になりました。ありがとうございました。
とても分かりやすく、聞きやすかったです。感情に働きかける、ということを実践していきたいと思いました。
SCとして勤務して10年程経ちますが、基本を学び直したかったので参加致しました。SCとして、連携は大事だとよく言われていますが、どうしたらより良い連携となるかがイメージでき、明日からの学校での動き、働きかけが変わっていきそうです。またこのような研修がありましたら、ぜひ参加したいです。ありがとうございました。
改めて「スクールカウンセラーは何をする人か」という事を考えさせられました。30年という歴史的な背景から、今求められているものがある事を思うと、先輩方が築いて下さった歴史が、専門家として認められている今に繋がっているのだなと感慨深く感じたり、今後も現場のニーズと共に在り方が変化していく可能性もあるのだなぁ、と漠然とした不安も生じた事も事実です。
いかに専門家として学校に貢献していくべきか、心理支援とはどういうことなのか、というところでは、自分自身は少し曖昧になってしまっていた事にも気付かされました。「アドバイスをしなきゃ」という気持ちが強く働いてしまう時もあり、そういった感情にとらわれてしまうと、相手の心理支援なんて行えていないのだな、と気付かされました。困った子の対処方法ではなく、その時の先生の気持ちに焦点を当てる。その事ができなければ心理支援とはいえないですし、丁寧にそういったことを積み重ねていけば、最初に欲しかったと思っていた答えをSCが提示をしなかったとしても、「話を聴くだけで解決してくれない」という不満を持たれる事はないように感じました。
まだまだ学んだ事はあるのですが、基本のこの部分に心を大きく揺さぶられ、深い学びになりました。お忙しい中、たくさんの資料もご提示いただき、ありがとうございました。"
この春からSCとして小学校に勤務します。不安が多い中受講しましたが、どのようなことを意識すれば良いのかなど、見通しが少し持てた気がします。ありがとうございました。
とても参考になりました。強い味方ができ心強いです。これからも宜しくお願いします。
カウンセリングルームと学校でのカウンセラーの立場の違いがはっきりしました。守秘義務の扱いが難しそうだと思っていましたが、子どもからの了解を得る聞き方なども勉強になりました。
SC3年目になります。昨年も同じタイトルの講座を受講させていただきましたが、経験を積んだ分、昨年より理解が深まったように感じました。特に守秘義務と報告義務のお話は、改めて整理できてよかったです。緊急対応のリーフレットや心理教育の授業案など、実践で必要なものを提供していただきありがとうございます。先生のご講義は、ゆっくり進むので
安心した気持ちで聞くことができます。また機会があれば参加させていただきたいです。
ありがとうございました。
今回久しぶりに公立校のSCをすることになりました。SCの立ち位置は他の領域と比べると独特で、その中で立ち回っていくことはとてもエネルギーのいることだと感じます。
そのことに関する自分の不安やわからなさを今回半田先生の講義でクリアにしていただいたような感じがします。学校のニーズに応えなければという焦りの中で動いてしまいそうになりますが、まずは心理職としてどのような価値を提供できるのかといった基本的な部分に立ち返ることが必要だと改めて感じました。
ボリュームたっぷりの講義で無料でお聞きできるとは、驚きでした。貴重なお話を聞かせていただき、本当にありがとうございました。
SC4年目になりますが、本日のセミナーをもう一度見直して、日々の実践に役立てたいと思います。学校という文化に飲み込まれそうですが、専門性を改めて認識しました。
保護者と学校の間に入っていて、保護者の要望を学校側に伝えるような役割をしてしまっていることが多いと気づかせてもらいました。
守秘義務と報告義務のテーマはとても大切だと感じました。SCとしての立ち位置が見えてきたような気がします。
学校という中でカウンセリングのあり方をどのようにとらえたらよいか、日々迷っていました。何に重きをおいて活動するのかを学べたと思います。もう一度聞き返したいです
SC5年目ですが、スクールカウンセラーの役割や立場が見えなくなっていましたが、やはり、心理職なのだと感じ、心理職としての心構えを再確認しました。
理論的なお話から実践的な対応までわかりやすく解説いただきありがとうございました。
学校というコミュニティにいる以上、相談室にこもっているだけではなく、生活の場で子どもの現実に出会うことが大切だなと改めて感じました。
スクールカウンセラーとして5年目を迎えます。セミナーでは、半田先生のお話が優しく耳に入ってきて、一人ではないと心強く感じました。私は、学校で日々直面する課題の対応、子ども、先生や保護者の話を聞きながら、瞬時に自分なりの方向性を考え、言葉を選び、行動をしているのだと改めて実感しました。それができているのは、半田先生からの学び(セミナー、書籍、ホームページなど)が、私の活動の指針になっているからだと思っています。半田先生のお話は、私の心の深いもやもやしたところで「そうか~、そういうことかぁ」って動きます。もちろん、今回のセミナー内容も、腑に落ちるところが大変多く、私の大切な力になりました。私が欲しい情報ばかりでした。「危機や重大な事案」のリーフレットを事前に準備しておくことの大切さのお話であったとおり、セミナーの内容からSCとしての私の悩みも特別なことではないと思えました。本当にありがとうございます。これからもお世話になります。どうぞよろしくお願いいたします。
カウンセラーは孤独です。自分から行動を起こさないと何も始まりません。児童名簿や座席表すら手に入れるのが大変でした。公務分掌上も明確な位置付けがなく戸惑う事しきりで悩んでいましたが救われました。特に、お便りの実際が拝見でき勇気をいただきました。有り難うございました。感謝します。
SCとして活動したことがないので、実際にどのような活動をするものなのかイメージできて、参考になります。去年も参加させていただきましたが、これからも機会があれば参加させていただきたいと思います。
SC2年目です。心理士自体は十数年(医療領域)たっていますが、SC1年目は精一杯でこれまでの経験が活きたところと、SC用にアップデートしないといけない部分があったように感じていました。生徒との契約関係は医療とは異なることや、先生方とは立場が違うこと、生活場面の中で起こる小さなトラブル(喧嘩など)とどう向き合うかという点では迷う点もあったので、過去1年の体験に再度輪郭づける、また今年度の業務のイメージづくりに活用しようと思いました。
心理教育の点で、”紙で”資料を準備するというのが、便利という以外の意味を持たせるということについては印象的でした。また予約の調整やスケジュールを予約簿に書いておくというのもとても参考になりました。
いつも先生の著書やセミナーから学ばせていただいています。通級指導教室を担当しております。保護者や在籍校の担任と話す機会も多く、先生の講義から多くのことを学びました。(相互作用の重要性など)
今回の講義でもロールプレイの形で、どのような点に配慮するのかが示されていて具体的で分かりやすかったです。
架空事例を通して解説いただいた教師へのコンサルテーションは特に勉強になりました。また講義を受講したいです。
児童相談所での親子対応にもとても役に立つ内容だと思いました。
公立高校SC8年目です。4月から配置換えで新しい学校を担当するにあたり、基礎を改めて振り返ろうと受講しました。何となくSCの基礎は抑えつつあるかな…と思っていた自分に反省です。半田先生の分かりやすく、かつ要点を抑えた研修で、基礎を振り返り、知識をアップデートすることができました(ワンツとニーズの話が特に印象に残りました)。
書籍も購入しました。ザ・相談室のような関わりは難しい学校で、現実的に実効性のある10秒、30秒、3分という視点が参考になり、前作の時から、SC仲間にお勧めさせていただいています。
貴重な講演をありがとうございました。日々の臨床に活かします!。
小中学校をイメージしたご著書や研修が多いかと思います。それらを私なりに高校に落とし込んで実践し、役立てさせて頂いています。高校という視点(思春期、SNSや行動範囲が成人並みに拡大する、不登校を見守りたくても単位数や留年というリミットがある等)での先生の見識を学べる機会があれば、とても嬉しく思います。
高校通級を担当しておりますが、支援に関わる者として大変参考になりました。
具体的な伝え方などが紹介され、わかりやすかったです。まだSC2年目なので、とても参考になる時間でした。先生の本も数冊持っております。守秘義務の考え方もなるほどと思い、さっそく取り入れたいと思いましたありがとうございました。
リピーターですが、行動観察のポイントや先生とのコンサルのコツを再度振り返ることができてよかったです。具体的なやり取りが例示されているので、分かりやすかったですし、自分で空想上の相談者を相手に練習してみたところ、「次はなんてコメントするのか」「どういう方向付けにもっていけばいいのか」と困ったときに、振り返って参考になりました。
いつも動画研修で学ばせていただいております。今年度の研修動画も楽しみにしています。
面接は1日4件まで、児童観察時はクリップボードは持っていかない、など具体的なことについてそうする理由も含めてお話いただけたことがありがたかったです。SCは同じ曜日に勤務することがないゆえに自分以外のSCがどのような動きをとっておられるのか聞く機会もなく、ベテランの先生のやり方を聞いて初めて自身の行動も振り返ることができました。ありがとうございました。今後も先生が意図的に行っている何気ないことをセミナーなどで教えていただけると大変ありがたいです。
SC業務について親切に詳細に説明してくださりありがとうございました。書籍を読ませていただいたりオンラインコミュニティに参加させていただいたりしていますが改めて忘れていたことがあることに気づき再学習しました。半田先生からSCとしての立ち振る舞い方のヒントをいただけてずいぶん日ごろの勤務で迷うことが減りました。現状うまくいかないように感じても、ある望ましい方向性に向けて進んでいけばよいのだと考えられるようになりました。ある事態に備えて、事前に準備をすること、心つもりをしておくこと等、仕事がたくさんあるのだと分かりました。学校で指示がなくて自分で判断しなければならない戸惑いや不安、負担感を感じていましたが、同じ立場のSCと交流する機会を多く持つことでずいぶん支えられていると感じます。印象に残ったのは、学校のHere and nowにSCも関わることが重要、SCも面接室外に出て子どもの生活場面での姿に遭遇することが大切ということです。また子供の声を信頼できる大人に伝えようよと促していく姿勢が確かに子どもをエンパワメントするのだと感じました。
守秘義務のことなど、どこまで伝えていいのか?いつも気にしていた。自分の中でその部分が少し明確になり良かった。
コンサルティングとカウンセリングのバランスを意識していくことがとても大事であると感じた。
目の前の相談者の強みを自然と感じ取れるアンテナを増やしていきたい。
大変参考になりました
先生の話は一つひとつが納得のいく説明であり、大変勉強になりました。特に子どもに「秘密にします」というのは、いわない方がいいという話は、もっと早く聞いとけばよかったと思いました。「お便り」に前任者の文言そのまま、書いて配布してしまいました。普通ではありますが、先生にあまり言わない方がいいといわれて、私自身も集団的守秘義務を考えると悩ましいなと思ったからです。この点だけでなく、これまでの常識的な話に「それはやらない方がいい」と指摘された部分など、いわれてみればと納得することが多く、先生の話は本当に内容が濃く、大変勉強になりました。本も読んでみたいと思います。体調を悪くしていたため、資料だけ、事前に読んではいたのですが、お話が面白すぎて、、第1回目の視聴が本日でしたが、明日以降、数回視聴してみたいと思います。最初の創作事例は大変わかりやすく、とても参考になります。危機対応に備えてリーフレットの印刷をしておくことも早速、実行したいと思います。ついよいか悪いかと評価しがちですが、身体感覚に問うという話は印象的でした。コンサルテーションは職員室で、、という話も参考になりました。
ありがとうございました。
スクールカウンセラーのはじめの一歩を以前に視聴したときは、まだ経験も積んでなかったのですが、繰り返し先生の講演を聴かせていただく中で、スクールカウンセラーとしての働きかけを実感として理解することができるようになりました。
創作事例がとてもわかりやすかった。コンサルテーションにどうもっていくか、など。また、守秘義務について、いつも悩ましかったので、参考になった。全般的に、悩ましいことについて、納得のいく理由、説明をしてくださっていて、大変参考になりました。ありがとうございました!
先生への共感や心理的サポートがなぜ対応の前に必要なのかなど、なんとなく感じていたことがクリアになりました。仮想具体例が理解しやすく良かったです。「問題の瞬間の特定」や「本人を変えるのではなく対応を変える」など重要な視点がたくさんあったと感じます。
初めの一歩というより、一人職場でスタンスが決まらずSCをやっている人が多いと感じる私には、今後の業務にしっかりと確信が持てる内容でした。一日4件の相談にすることの意味こそSC業務が何かとらえらているかどうかのポイントでしょう。
SCのアシスタントとしてしばらく働き、その後Gルートで資格を取りSCになったものです。
これまでSCの動き方等について、研修を受けたり本を読んできましたが、今回受講して「〇〇という理由で、教職員やこどもに△△な風に対応したり、活動するんだ」ということが大変良く分かりました。また、他の内容も実際のSC活動にすぐに役立つものでした。自分の活動を変えなければならないと感じた点もあります。とても勉強になりました。ありがとうございました。
①「どうしたらいいでしょうか」に対して、相談してきてくださった目の前の人の心に関わり、そのうえで、問題解決に一緒に考える。←改めて再確認させて頂きました。
②できるだけ時間を見つけて、「行動観察」に行く←現場を大事にしたいと思います。
③子どもに「秘密を守ります」と言わない。←その子どもの辛さ、苦労、頑張りを○○先生に「わかってもらい、理解してもらえるよう“つなぐ”」この視点を再確認させて頂きました。
ありがとうございました。
御著書も、購入させて頂きます。
SC3年目です。コンサルや行動観察について目から鱗でした。早速明日から取り入れていきたいと思います。個人的に中学生の行動観察が苦手です。わかりやすい子は別ですが、中学生になると誤魔化すことができてしてしまうなと感じていて、みる視点を教えていただけたらと思いました。時間が足りませんでしたが質問コーナーまで見たかったです。
とても現場で役立つことばかり教えて頂き、大変勉強になりました。